20190404

四月から、職場や立場が改まり、私学の非常勤講師として勤務をすることになった。主に高校生に国語を教えるが、勤務校は中学校も併設しているため、中学生にも時々国語を授業する。

久しぶりに大学という場を離れて、学校に戻ってみれば、そこには驚くほど、たくさんの「してはいけない」が存在することに気づかされる。多すぎる「してはいけない」を前にして、しても構わないことを確認する方が早いようにも思えるくらいだ。

学校、特に私学は生徒募集や学校に対する外部からの評価といった事情、そして生徒の安全管理といった観点から、何かと先回りをして、生徒たちが失敗をするより前に、失敗が起こりそうな状況自体を存在させないように、つまり、無数の「してはいけない」をつくりだそうとする。しかし、そのことをすっかり忘れていた私は久しぶりに学校という空間に戻ってきて、少し面食らってしまったのだ。

私の先生の一人は、教職課程の授業でよくアマチュアであることの重要性を説いていた。授業を受けていたときには、その意味がよくわからなかったのだけれど、今になってみるとよくわかる。確かに教員には専門的職業人としての技能と責任感が求められる。一方で学校を、そして教育を改善し、新たにしていくためには、いま自分がいる場所を絶えず相対化していく他者の視点、その場のプロの視点ではなく、アマチュアの視点こそが必要とされるのだ。

だから、私はいま感じている、たくさんの小さな違和感を忘れずにいたい。